そこできつねは妄想モードに突入した。 もし、彼がきつねを嫁にもらってくれたら、毎日スイーツ三昧のあま~い生活を送れること請け合いだ。 ・・と思ったら、青年はキツネの姿を見かけるなり、青ざめて後ずさったではないか。 実は、青年は動物が大の苦手だったのだ。とりわけ、いぬときつねが。 このままでは、彼女のスイーツ三昧計画は実行に移せない。 あきらめきれないきつねは、青年の後を尾行して様子を探ることにした。
前ページへ
次ページへ